わたしは図書館を利用していて、図書館本を読んだ後は手を洗う。
中古本を買っていた頃もそうだった。
軽度から重度までどれほどか分からないけれど、自分は潔癖だと思う。
一体いつからだ?と考えていたら、少なくとも中学生辺りまでは全く潔癖ではなかった。
図書室で借りた本を読んだ後、手はもちろん洗っていない。
たぶん色々なものを見て、大人になるにつれ潔癖になったのだと思う。
潔癖あるあるだと思っているのは、“書店の本を買う際、一番上は取らない”。
たいてい上から3つ目あたりを購入する。
理由は単純に色々な人が触っていないため、汚れや折れがないからだ。
こうなった理由は、学生時代に目撃した決定的な出来事だった。
その日学校帰りに書店へ行った私は、本か漫画を購入し帰宅しようと店内を歩いていた。
そして、おじさんが立ち読みしている横を通りながら見てしまったのだ。
おじさんが、しっかり鼻をほじりながら本を読んでいるのを。
むしろ鼻くそを糊(のり)にしてページをめくっているくらいの勢いだった。
その瞬間「きったねえー!!!!」と衝撃を受け、わたしはもう絶対に一番上の本は買いたくない、となったのだ。
担任が唾をつけ配布物をめくっているのを見た時も、潔癖レベルが上がったのかもしれない。
(その担任はそれだけではなく、鼻もほじる二刀流だった。)
潔癖は、そうでない人に比べるとしょっ中ストレスを感じることになる。
でも結局それは、自分が損だ。
これ以上エスカレートしないようにしよう、とは思っている。